「内向き志向」を測る23のトピック

大勢の人の中から内向的な人を見つけ出すことは可能でしょうか?もちろん、タイプ通りの内向的な人ならできるかもしれません。パーティーで食べ物の置いてあるテーブルの近くで、iPhoneを持ってつまらなそうに一人で過ごしている人のように。「ソーシャル・バタフライ」なら実に簡単に内向的な人を見つけることができます。
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大勢の人の中から内向的な人を見つけ出すことは可能だろうか?もちろん、極端に引っ込み思案の人なら特定できるかもしれない。パーティーで食べ物の置いてあるテーブルの近くで、iPhoneを持ってつまらなそうに過ごしている人のように。

「内向的な人を見つけるのは『ウォーリーをさがせ』よりも大変なはず」と「The Introvert's Way: Living a Quiet Life in a Noisy World」の著者ソフィア・デムリング氏はハフィントン・ポストに語る。「多くの内向的な人は外向的な人として過ごすことができる」とも。

人は自分が内向的なタイプかどうか気づかずにいる(特に自分が恥ずかしがり屋でない場合)。自分では気付くことができないからかもしれない。内向的であるということは、一人で何かに没頭しがちなことを意味するだけではないからだ。それよりも、他人の周りにいることによって活力を失ったり、得たりすることに注意を払うことがもっと重要なのだ。たとえ友人たちが自分に喜びを与えてくれる場合であっても。

「内向性は基本的な気質。だから、社会的側面(人が何に注目しているか)は内向的な人であることのわずかな部分なのだ」と心理療法士で「The Introvert Advantage」の著者、マルティ・オルセン・レイニー博士はメンサの討論の中で述べる。「それはあなたの人生のすべてに影響を与える」

内向性をめぐる議論の盛り上がりに反して、たびたびその特性には誤解がつきまとう。米国精神医学会でもつい3年前まで、診断と統計マニュアル(DSM-5)の精神疾患診断用マニュアルで「内向的な性格」を疾患として分類するとしていた。

しかし、ますます多くの内向的な人が「おとなしい」タイプであることの本当の意味について発言している。

これからご紹介する23のトピックを読みながら、あなたの中の「内向き志向」を考えてみて欲しい。

■「内向き志向」を測る23のトピック

1.「ちょっとしたおしゃべりでも大きな負担に感じる」

内向的な人は「おしゃべり恐怖症」として知られていて、たわいないおしゃべりでも不安の種か、少なくとも不快だと感じる。多くのおとなしいタイプの人にとって、おしゃべりは不誠実なものに感じられるかもしれない。

「ひとつはっきりさせておきましょう: 内向的な人は人嫌いだからおしゃべりしたがらない、というわけではない」とローリー・ヘルゴエ氏は「Introvert Power: Why Your Inner Life Is Your Hidden Strength」に書いている。

「内向きな人々がおしゃべりを嫌うのは『人と人の間に壁を作ってしまう』からなのだ」

2.「パーティに行っても積極的に交流はしない」

あなたが内向的な人だったとしても時々はパーティーに行くのを楽しむかもしれない。でも、行きたくないことのほうが多いでしょう。新しい人に会うと取り乱してしてしまうから。パーティーではすでに知っている人や周りにいて心地よく感じる人と一緒に時間を過ごしたいと思うはず。何かしら縁のある人に偶然出会えるとしたら、それは素晴らしいこと。でも、内向的な人がその出会いを「ラッキー」と思うことはめったにない。

3.「大勢の人の中で孤独を感じる」

これまで、社会的な集まりやグループ活動の中で、知人とでさえも部外者のように感じたことがあるだろうか?あなたが大勢の人の中で孤独を感じがちな人なら、内向的な人かもしれない。

「私たちは自分自身を招待しているというよりはむしろ、友人や活動に迎えに来てもらっているのかもしれない」

4.「人脈作りをしている自分が『詐欺師』のように思える」

ネットワーキング(=自分のキャリアを築くための人脈作り)は、自分の相互作用の中で信憑性を切望する内向的な人にとっては、特に不誠実に感じられる。「もし自分にとって精神的に疲れるやり方でそれをやれば、ネットワーキングはストレス過多な作業です」とデムリング氏は指摘し、内向的な人たちに、大きな親睦会よりも小さくて親密なグループの中でつながりを持つようにアドバイスしている。

5.「『まじめ過ぎる』と言われたことがある」

あなたには哲学的な会話や啓蒙的な本、もしくは映画などを好む傾向があるだろうか?もしそうなら、あなたは典型的な内向的な人だ。

「内向的な人は難しいことに首をつっこみたくなるものです」

6.「気が散りやすい」

外向的な人は自分のやることが少ないとすぐに飽きてしまう傾向にある一方で、内向的な人は逆の問題を抱えている。彼らは気が散りやすく、刺激の強い環境では圧倒されてしまう。「外向的な人は内向的な人よりも単純作業において飽きっぽいこと一般的にがわかっている。おそらく、彼らは強い刺激を求めて成長するのだろう」とクラーク大学の研究者が「Journal of Personality and Social Psychology」に発表した論文の中で書いている。

「内向きな人は外向的な人とは対照的に、より気が散りやすく、相対的に刺激的でない環境を好む」

7.「休息のための時間が非生産的だとは思わない」

内向的な人の最も基本的な特徴の一つは、自分の充電のために一人でいる時間を必要とすること。一方、外向的な人は、お茶や雑誌の山とともに一人家で一日過すことに退屈でイライラするかもしれない。でも、内向的な人にはこの種の休憩時間は必要で、満足感を得られるものなのだ。

8.「500人と交流するよりも、500人の前でスピーチする方が楽だ」

内向的な人は優秀な指導者や演説家のはず。なぜなら、彼らは引っ込み思案の典型的ですが、必ずしもスポットライトを避けるほど恥ずかしがり屋ではないからだ。レディー・ガガや、クリスティーナ・アギレラ、エマ・ワトソンのような演技者は、すべて内向的な人として特定され、企業のCEOのおよそ40%が内向的な人格を持っている。むしろ、内向的な人は、集団での会議や挨拶にとても苦労しているのかもしれない。

9.「地下鉄に乗るときは真ん中は避け、座席の端に座る」

内向的な人は可能であればいつでも人に囲まれるのを避ける傾向にある。

「私たちは、心構えが出来て逃げることができる場所に座りたいのだ。劇場でも通路側の席や後の席に座りたいのだ」

10.「長時間活動し過ぎた後は、すぐにシャットダウンモードになる」

あなたはあまりにも長時間出歩いた後、疲れて鈍感になるだろうか?それは、エネルギーを節約しようとしているのでもっともなことなのだ。内向性の人が外で行うすべてのことはエネルギーを消費させ、その後、静かな環境の中でエネルギーを補充する必要がある。行くべき静かな場所がない場合、多くの内向的な人は自分から「シャットダウン」するという手段に出るかもしれない。

11.「外向的な人とつきあっている」

真逆な人に惹かれることは事実だし、内向的な人は、その場を楽しもうと励ましたり、真剣に考えすぎない社交的で外向的な人によく惹かれる。

「内向的な人は外向的な人に惹かれる。彼らは楽しい風船に乗ることが好きなのだ」

12.「いろんなことに手をつけるよりも、一つのことの専門家でありたい」

オルセン・レイニー氏によると、内向的な人が使う支配的な脳の経路は、しばらくの間その人を物事に注目させることで、集中的な学習や専門性を身につけることに向かう。

13.「視聴者参加型の番組を避ける」

リアルすぎる。これ以上に恐ろしいことがあるだろうか?

14.「簡単には電話に出ない。それがたとえ友人からだったとしても」

あなたは好きな人からの電話でさえも出ないかもしれないが、精神的に準備ができればすぐかけ直して会話に集中する。「私にとって電話の呼び出し音は、誰かがクローゼットから飛び出てきて『ブー!』というようなものだ」とデムリング氏は言う。

「友人と電話でずっと素敵な話していたいのだ。それが空から突然、私に向かって飛び出してこない限り」

15.「他人が気付かない細いところに気付くことができる」

過度の刺激に弱いという「ウィークポイント」がある一方で、内向的な人は細部への鋭い目をもっていることが多い。自分の周りにいる他人から逃れることができるかどうかに気を配っているのだ。研究によると、内向的な人は外向的な人よりも、視覚情報を処理しているときに、脳の活動が増えることがわかっている。

16.「いつも心の中で独り言を言っている」

「外向的な人は我々がしているような『内的独白』はしていない」とオルセン・レイニー氏は言う。

「ほとんどの内向的な人はまず考え、その後で話をするというステップを踏む必要がある」

17.「自分は低血圧だ」

2006年の日本の研究から、内向的な人は、外向的な人よりも低血圧の傾向にあることがわかっている。

18.「20代の時から『大人っぽい』と呼ばれてきた」

内向的な人は、観察して多くの情報を集め、考えてから話し、他人から賢く思われるように自分を仕向ける傾向がある。「内向的な人は難しく考え、分析的になる傾向がある」とデムリング氏は言う。

「だから彼らは賢く見えるのだ」

19.「周囲から『高揚感』を感じることがない」

神経科学的に言えば、大がかりなパーティーのようなものはあなたにふさわしくない。外向的な人と内向的な人とは「報酬」中枢を介して、いかに脳が経験を処理するかが大きく異なる。

内向的な大学生と外向的な大学生に、リタリン(脳内のドーパミン生成を刺激するADHD剤)を投与することで、研究者たちはこの現象を実証した。そして、外向的な学生は内向的な学生よりも、あふれ出るドーパミンによってもたらされる幸福感を自分たちのいる環境に関連付ける可能性が高そうだということを見出した。対照的に、内向的な学生は「ご褒美感」を自分たちの周りの環境に関連づけていなかった。

この研究は、「内向的な人は、いかに強く自分の環境から報酬を処理するかにおいて外交的な人と本質的な違いがあり、内向的な人の脳は、外的動機と報酬のきっかけよりも内的なきっかけにより重きを置いていることを示唆している」とLiveScienceのティアゴース氏は説明する。

20.「全体像をみることが好きだ」

ユングは、内向的な人の考え方を説明する際、「彼らは事実や細かい部分よりも、発想や全体像をみることに関心を抱いている」と説明する。もちろん、多くの内向的な人は細かい仕事に優れているが、彼らはしばしば同時により抽象的な概念を思い浮かべている。

「内向的な人は実際に抽象的な議論を楽しんでいるのだ」

21.「心を開け!と言われてきた」

多くの内向的な子供達は、自分たちが同級生よりも自然に口数が少なくて積極的でないのであれば、自分たちが変だと思うようになる。内向的な大人は子供のころ「心を開け」あるいは「もっとクラスに参加しろ」と言われたとよく言う。

22.「職業は作家」

内向的な人は、直接会うよりも書面などでのコミュニケーションに長けている。その多くは、孤独で創造的な作家という職業にあこがれる。ほとんどの内向的な人は「ハリー·ポッター」の作者であるJ.Kローリングのように、自分の考えと二人きりになれる時間がある場合に、最も創造的に満たされた感じになると言う。

23.「仕事と孤独のフェーズ、社会的活動との間を行き来する」

内向的な人は、自分たちがどうやって孤独と社会的活動とのバランスをとる必要があるかを考え、自分たちを内向的にする「セットポイント」の周りを移動することができる。しかし、オルセン・レイニー氏によると、あまりにも長く移動しすぎると(おそらく交流と多忙に無理をしすぎて)ストレスがたまり、再び自分自身に戻る必要が出てくるという。「自分がどれくらい交流をしたか、そのレベルに応じて回復ポイントも変わってくる」とデムリング氏は言う。

「私たちは皆、自分自身のプライベートなサイクルを持っている」

この記事は「クラウド翻訳サービスConyac」により翻訳しました。

原文はこちら

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