ニール・ヤングが本気で製作したハイレゾ音楽プレイヤー「PonoPlayer」、Kickstarterでプレオーダーを開始へ

ロックミュージシャンのニール・ヤングが音楽の音質にこだわって制作した、高音質ポータブル音楽プレーヤー「PonoPlayer」のプレオーダーをKickstarterで3月15日から開始します。

ロックミュージシャンのニール・ヤングが音楽の音質にこだわって制作した、高音質ポータブル音楽プレーヤー「PonoPlayer」のプレオーダーをKickstarterで3月15日から開始します。

PonoPlayerはAyre Acousticsとの共同制作で、操作はLCDタッチスクリーンと3つの物理ボタンで行います。128GBのメモリーを搭載し、1000ー2000曲のハイレゾ音源アルバムを入れて持ち運べます。音源はDRMフリーで、メモリー拡張用のメモリーカードが使用可能です。価格は399ドル。3月15日からはKickstarterにおいてディスカウント価格でのプレオーダーが開始になります。PonoPlayerの販売はPonoMusic.comで今後行われます。

発表されたプレスリリースによれば、PonoPlayerは「最高の再現性によるスタジオマスター音源」が再生可能で、リスナーは「アーティストが意図した通りの音楽を体験できる」デバイスとなることが予定されています。

PonoPlayerはニール・ヤングが考案した高音質配信を追求するプラットフォーム「PonoMusic」用のオーディオデバイスです。PonoMusicでは、PonoPlayerと、オンラインストア「PonoMusic.com」で構成されます。サービスではメジャーレコード会社から有名インディーズレーベルの音源まで、高音質音源を配信する予定です。

ニール・ヤングは2013年にアメリカのトーク番組でPonoのプロトタイプを披露しましたが、その後製品化は2014年まで後ろ倒しになりました。詳細な情報は以前多くありませんが、Computer AudiophileではPonoPlayerに関するプレスリリースがどこよりも早く掲載されました。

アーティスト自身が中心に新しい音楽サービスを開拓していく動きは、クリエイターの声が直接反映されKickstarterなどクラウドファンディングとも相性が良い気がします。音楽を楽しむのは勿論リスナーなのですが、それを生み出すコンテンツ制作の意図がクリエイターと共に共感できる音楽体験がこれからは広がっていくのではないでしょうか。

ソース

(2014年3月10日「All Digital Music」より転載)

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