中日・森繁和監督、長女・矢野麗華さん死去も気丈に采配 しかし「1人になると、つらくなる」

中日・森繁和監督の長女、矢野麗華さんが8月7日、乳がんのため亡くなった。
時事通信社

中日・森繁和監督の長女、矢野麗華さんが8月7日、乳がんのため亡くなった。35歳だった。スポニチなどが報じた。森監督は8日、広島戦で悲しみを見せず、気力を振り絞って采配を振るった。チームは1-1で引き分けた。

サンスポは次のように伝えた。

6日の巨人戦(東京ドーム)後には川崎市内の病院へ駆けつけ、一睡もせずに娘のベッドに寄り添った。「久しぶりにじっくりと話すことができたよ。何日かは大丈夫だと聞いていたが…」。急変の知らせは7日、新横浜から名古屋に向かう新幹線の車中で聞いた。すぐ引き返したが、間に合わなかった。

この日は試合前練習中に名古屋に戻り、選手を集めた。「1人になるとつらくなるし、選手には『きょうはユニホームを着て一緒にやらせてくれるか』と話したんや」。勝てなかったが、首位・広島に負けなかった。

中日・森監督、無念ドロー…前日に長女が死去「勝てれば一番よかった」- サンスポ より 2017/08/09 05:02)

森監督は1954年、千葉県生まれ。駒沢高から駒大、住友金属を経て、78年ドラフト1位で西武に入団。リリーフなどで活躍し、88年に引退するまでの通算成績は57勝62敗82セーブ、防御率3.73。2017年から中日監督を務めている。

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