世界テコンドー連盟が改名 略称の"WTF"が「ネット上でマイナスイメージ」

世界テコンドー連盟(World Taekwondo Federation)は6月23日、団体の名称を世界テコンドー(World Tekondo)に改めたと発表した。
world taekwondo公式サイトより

「WTF」。この単語を目にして、皆さんはどんな意味に捉えるだろうか。世界テコンドー連盟(World Taekwondo Federation)の略称として使用されているのだが、不適切な意味を含んでいることから、団体の名称変更に踏み切った。

世界テコンドー連盟は6月23日、世界テコンドー(World Taekwondo)に改称したと発表した

趙正源会長は公式サイトで、名称変更の理由について「デジタル時代において、連盟の頭文字を取った略称は、団体とは関係のないマイナスイメージを助長してしまっています。そのため、ファンとより良好な関係を築く上で改称は重要なことでした」と説明。

「競争の激しい世界で、若い人を中心とした現代の観客と良好な関係を保ち、テコンドーの魅力を訴えかけるために、私たちは常に進化・適応していかないとならない」と訴えた。

「World Taekwondo Federation」は1973年の設立以降、団体名として使用されてきた。ところが団体の略称のWTFが、ネット上などで「なんてこった」「こん畜生」という意味のスラング「What The Fuck」を表す言葉としても用いられることから、名称変更を検討していた。

名称変更は、6月24日から韓国・茂朱(ムジュ)で2017年の世界テコンドー選手権が開催されるのを前に行い、あわせて新しいロゴも発表した。

このニュースが発表されると、Twitter上では「なぜ改称したのか、なんてこった」と「WTF」を使って冗談混じりで嘆く人もいた。

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