鈴木宗男氏、政界復帰へ「いよいよ『再起働』」 公民権回復しブログで表明

新党大地の鈴木宗男代表は4月30日、受託収賄罪などでの実刑確定に伴って停止されていた公民権を回復した。
時事通信社

新党大地の鈴木宗男代表は4月30日、受託収賄罪などでの実刑確定に伴って停止されていた公民権を回復した。今後、選挙に立候補できることになり、自身のブログで「いよいよ『再始動』である」と綴って政界復帰への強い意欲を示した。

新聞報道の中で「大地に関しては世論調査の分析などからかつてほどの集票力はなくなったとの見方もある。民進党道連幹部は『候補者を出していない最近の選挙を見ると大きな勢力ではない。我々は毅然と戦う』と語った」(北海道新聞5面)とあるが、民進党道連幹部なる人に言いたい。

「選挙結果ではっきりしますから」と「私がマイクを持つことの重さを示しますから待っていてほしい」と言いたい。

「世論調査の分析などからして集票力はなくなったとの見方もある」とも言うが、私の支持基盤は元々保守自民党支持者である。(中略)

道内で昭和44年以来、誰よりも各選挙に多く係わってきた私である。鈴木宗男の選挙の仕方を近い将来必ずあるので待っていてほしい。

メディアに出ていたことが正しかったかどうか、しっかり結果で判らせたいと今から楽しみにしたい。いよいよ「再起働」である。

4月30日(日)|鈴木宗男オフィシャルブログ「花に水 人に心」Powered by Amebaより 2017/04/30 14:34)

宗男氏は、林野庁への口利きの見返りに賄賂を受け取ったなどとして懲役2年の実刑が確定。2010年12月から服役し、11年12月に仮釈放、12年4月に刑期を満了した

4月29日には、札幌市で開いた会合で、「皆さまの力を借りながら生涯、政治家として頑張っていくことを誓う」と述べ、国政復帰に意欲を示した。また、16年から今年にかけて安倍晋三首相と会談した際に次期衆院選の北海道での選挙協力を求められたことを明かし、「首相との約束を果たす」と語った

宗男氏は北方領土問題や日ロ関係に詳しく、ロシアとの関係を重視する安倍政権と距離を縮めている。

また、宗男氏の長女、鈴木貴子・衆院議員は前回14年衆院選で、旧民主党(現民進党)公認で北海道7区に出馬し、比例北海道ブロックで当選した。16年2月、同4月の衆院北海道5区補選で、民主党が共産党と野党統一候補の擁立を決めたことに反発し、離党届を提出。その後除籍となり、無所属のまま自民党会派に所属している。

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1963年「所得倍増解散」自民283、社会144

【衆院選】写真で振り返るあの人、あの場面

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