わいせつ行為報じられるトランプ氏の妻「夫は優しい紳士。ボーイズトークに釣られただけ」と擁護

「下品な言葉を使ってしまったんです」

アメリカ大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏の妻メラニア夫人が、CNNやFOXニュースなどのTVインタビューに応じ、トランプ氏の女性蔑視の発言やわいせつ疑惑について、夫を擁護した。

メラニア夫人はCNNのアンダーソン・クーパー氏に、「スターなら女はやらせてくれる」「女性の性器をつかむんだ」などとトランプ氏が発言したのは「司会のビリー・ブッシュ氏から煽られた」と語った。

「彼のボーイズトークに引っ張られて、下品な言葉を使ってしまったんです」

また、メラニア夫人は、「言葉の使い方がまずいし、許されないものです。私も驚きましたし、それは私が知っているドナルドではありませんから」と、夫をたしなめた。

しかし、この1カ月でトランプ氏にわいせつな行為をされたを訴える女性が12人も現れたことに対してメラニア夫人は、「夫は優しい紳士です。彼は絶対にそんなことをする人ではありません。クリントン氏やメディアが夫を貶めようとしていいるのです」と否定した。

一方で、クリントン氏を攻撃するために夫のビル・クリントン元大統領の不倫疑惑を追及するのは「公平なこと」だという。

「それは、自分たちが招いたことですから」と、メラニア夫人はFOXニュースのインタビューで語った。

「民主党が私の過去を持ちだすのでしたら、当然でしょう?」と、メラニア夫人は付け加えた。クリントン氏は選挙運動が始まったころからメラニア夫人に過去にヌードモデルをしていたときの写真を紹介し、大統領夫人としての資質に疑問を投げかけていたと主張している。

メラニア夫人のヌードモデル時代の写真は、8月にニューヨークポストが掲載し、注目を浴びてきた。

「自分がやってきたことに誇りを持っています」と、メラニア夫人は言った。「私は一生懸命に働いていました」

トランプ陣営は、ビル・クリントン元大統領の過去の不倫疑惑を持ち出し、クリントン氏を攻撃してきた。

2回目の大統領選討論会に先立ち、トランプ氏は、クリントン元大統領からわいせつな行為を受けたと訴える4人の女性を招き、自らが"討論会の前哨戦"と呼ぶ会見を開いている。

ハフポストUS版より翻訳・加筆しました。

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USA-ELECTION/REPUBLICANS

ドナルド・トランプ夫妻

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